Entries

Stayer

10月21日。ゴールドシップが今年の菊花賞を勝った。昨年の栗毛の三冠馬に続き、今年は葦毛の二冠馬が誕生した。
この馬のレースを見て思う所があったので久しぶりに駄文を書いてみようと思う。(競馬に興味無い方も是非お付き合いください。)


私がゴールドシップを知ったのは札幌2歳ステークスの時。過去の戦績を見て、東京や京都のようなスピードの出やすい馬場ではなく、力のいる洋芝の函館2歳新馬戦をレコードで勝つ馬って相当強いのでは?と思い注目していた。レース前から落ち着きない様子で、ゲートの中でもジタバタしていたのでアカンと思ったら案の定出遅れて、結果2着。続くラジオNIKKEI杯も出遅れて2着。
年が明けての共同通信杯ではスタートはスプリント戦かというぐらい押しまくって良い位置につけ、直線ゆっくりゆっくり加速し、ゆっくりゆっくり上がっていき、ゴール前今年のダービー馬・ディープブリランテを差して重賞初勝利を飾った。


ゴールドシップの走りのキーワードの一つは“ゆっくり”だ。皐月賞もダービーも“ゆっくり”スタートして“ゆっくり”上がってくる。休み明けの神戸新聞杯もそうだ。
そして迎えた菊花賞。ゴールドシップはいつものようにゆっくりスタートして、ゆっくり上がっていき、ゴールを先頭で駆け抜けた。
今年の菊花賞は、本来のスタミナのある長距離ランナー・ステイヤー気質を図る、菊花賞らしいレースになった。残り400m。ゴールドシップは先頭で直線を迎え、最後まで我慢強く、他馬に抜かせなかった。ステイヤーのステイヤーらしい勝ち方。“ゆっくり”なところもステイヤー気質からくるそうだ。
ステイヤーとは“持久力のある人”という意味の他に“根気強い人”という意味がある。「ついカッとなって・・・」。世間ではそんな事件ばかりだ。


ゴールドシップの走りを見ていると、現代の日本人が忘れていることを思い出させてくれるように思う。菊花賞前に過去のレースを見て気付いた。ゴールドシップ自身は出遅れていたわけでは、決してない。他の馬が急ぎすぎているだけで相対的に遅れているように見えるだけだ。
なんでもかんでもスピード優先の世の中。“次世代高速通信”、“翌日配送”、“東京―大阪3時間”、“即戦力”。それに伴って“根気強い”人も減ってしまったのではないか。

ゴールドシップの走りには現代の日本人が忘れてしまった大切なことが含まれている。



『一体何をそんなに焦っているんだい?』



ゴールドシップは私たちにそう言っているように思う。

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://yorozuya1.blog56.fc2.com/tb.php/2452-8551b7a3
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

つぶやき

プロフィール

あんごるも

Author:あんごるも
関西人。社会人。♂。

好きな漫画は「ARIA」、「ハヤテのごとく!」、「銀魂」、「苺ましまろ」、「あずまんが大王」、「よつばと!」、エトセトラエトセラ。

コメント、トラックバック大歓迎です。

20070928235555.jpg

↑こちら↑はウチのメイドさんの楓ちゃん。(緋龍華 麒麟さん製作の『キャラクターなんとか機 ver1.05』にて

こちらにて当ブログについて&詳しい自己紹介&楓ちゃんの紹介等が見れるので一度ご覧下さい。

最近の記事

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

メールフォーム

コメントやweb拍手では言いづらいことで何か御座いましたらこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文: